日高山脈をもっと身近に
基本情報
中札内村からのパノラマ
十勝幌尻岳山頂からのパノラマ
日高山脈最新 TOPICS
【新作!中札内村 日高山脈撮影地MAPが誕生!】
この度、日高山脈撮影地MAPを作成しました。マップには中札内村周辺で日高山脈をきれいに撮影できるビュースポットが地図付きで掲載されています。
中札内村で日高山脈を撮影されるときの参考にお使いください。
(観光協会職員は村道41号⑮スポットから眺めるカチポロがオススメです!)
※中札内村は農業が盛んな地域のため、多くの畑がございます。きれいな形で撮影したい気持ちはわかりますが、畑など私有地の無断侵入はご遠慮ください。
合わせて、道路や道端に停車する場合も走行の邪魔にならぬよう配慮をお願いします。
概要
北海道中央南部を南北約150kmにわたって走る峻険かつ自然性の高い日高山脈を中心に、その山系が南に伸びて太平洋に没する襟裳岬の海岸景観などからなる、わが国最大の国立公園です。アポイ岳は特異な地質による固有植物が多く、標高が低いにもかかわらず高山植物の宝庫といわれています。
地域
日高山脈襟裳十勝国立公園は、北海道の背骨といわれる雄大な日高山脈の山並み、広尾町から襟裳岬にかけての海食崖の続く海岸線一帯、そして花の名山として知られるアポイ岳とその周辺の3つの地区で構成される自然公園です。総面積252,177haは、国立公園としては日本最大であり、その広大でバラエティに富んだ自然の姿は、私たちに様々な”顔”を見せてくれます。
北海道の中央南部を南北約150kmにわたって走る日高山脈は、「幌尻岳」を最高峰とする海抜1,500~2,000m級の山々が連なり、氷河の痕跡「カール」、稜線の鋭く切れ込んだ「ナイフリッジ」などの地形がその特徴です。
日高山脈の山々には、一般的な登山コースは整備されていません。山に近づくには道のない沢を遡行しなくてはならず、アプローチも相当長いことから、人が立ち入ることを拒む厳しい姿がそこにあります。
襟裳岬は、岬の先端から1.5kmにも及ぶ岩礁が連続する姿と、非常に風が強いことで知られていますが、一方で、岩礁の上にゼニガタアザラシののんびりとした姿が観察でき、穏やかな表情を楽しむこともできます。
アポイ岳は、標高わずか810mという低山でありながら、ヒダカソウをはじめ固有の高山植物が数多く見られることで知られています。日高山脈襟裳国定公園の中では登山道が整っており、身近に可憐な花々を見ることができるため、多くの登山者で賑わっています。
北海道の背骨「日高山脈」
スプーンで削り取ったようなくぼ地が山頂付近で見られることがあります。氷河が削ったカールという地形です。日高山脈ではカールが2段に分かれていて、氷河の前進期が少なくとも2回あったことがわかっています。これらがつくられたのは最終氷期(8万年前から1万年前)の話で、研究された山にちなんでそれぞれトッタベツ亜氷期(2万年前頃)、ポロシリ亜氷期(4万年前頃)と呼ばれています。
日高山脈はこうして生まれた
はるか昔、現在の日高山脈周辺は海が広がっていました。
地球は卵の殻のような「プレート」という薄い板で覆われています。このプレートが二つ、昔の海底で衝突を起こしました。東西両側から押されて海はだんだん浅くなり、最終的に片方のプレートが勢いあまってめくれあがりました。めくれた厚さは20kmにもなります。この部分が高く高く、日高山脈へと成長していきました。
日高山脈は西側ほど深い部分を見せています。東麓では非変成の堆積岩類が見られますが、西に向かうにつれて温度が上がっていき、もっとも西側では800℃という高温に達したような石が見られるようになります。
マグマ溜まりもそのまま残っています。私たちは居ながらにして地球の断面を見ているのです。
©片山裕二 写真の無断転載・引用はご遠慮ください
北大山岳部×日高山脈
北大山岳部協力のもと、日高山脈の登山風景を撮影された映像を中札内村観光協会にて編集をしております。
登山する者だけが見ることが出来る“山の上”からの日高山脈をお楽しみください。
日高山脈登頂VR体験
季節ごとに日高山脈登頂の様子を360°VRにて体験できます。
登山する者だけが味わえる景色を“同じ目線”でお楽しみください。
※動画視聴にはVR機器が必要となります。