札内川の釣り
流域は中~上級者向き。安全確保は自己責任で
村を貫通する札内川流域は、ほぼ全域が釣りのフィールドです。中でもニジマス釣りはよく知られており、全国からファンが訪れています。釣りが楽しめるのは、雪代による増水が落ち着く6月から10月下旬まで。フライフィッシング、ルアーフィッシング、テンカラ釣り、エサ釣りなど、思い思いのアプローチで楽しむことができます。札内川ダムより下流域はニジマス、ダムより上流域にはオショロコマが多く生息しています。川の周辺にトレイルなどはなく、中~上級者向けの川です。初心者の単独行動は避けましょう。
フィールド全域はヒグマやエゾシカなど野生動物のテリトリーです。釣りを楽しむ際は、ホイッスル、クマ鈴、クマ撃退スプレーなどの携行がマナー。各自での安全確保が欠かせません。流域は携帯電話の電波が届かない場所がほとんどなので、行動は自己責任で。また、札内川ダム下流域は、ダムの放水などによって水位が上昇することがあります。安全に釣りを楽しむために、天候、水位、道路情報、ヒグマの出没情報などを事前に入手することをおすすめいたします(下記のリンク参照)。盛期に山に入る際は、ダニやスズメバチへの留意も必要です。藪漕ぎをした際などは、入浴時にマダニのチェックを欠かさないように。初夏以降は虫よけスプレーなどを携行しましょう。
札内川流域では、カヌーやラフトボードで川下りを楽しむ人や、河原でバーベキューをしたり家族で川遊びを楽しむ人と出会うことも少なくありません。釣りファンのためだけの川ではありませんので、フィールドを互いにシェアする心遣いが欠かせません。
札内川の釣りのマナー

札内川は、国内きっての釣りのメッカです。以下に、自然環境を守り、乱獲を防ぐためのマナーをまとめました。
これらは法的なものでないため強制力はありませんが、札内川を訪れる釣り人全員に守っていただきたい自主的なマナーです。
- 稚魚・幼魚や、産卵期の魚を釣らないこと。
- キャッチ&リリースにつとめること。
- 使用するサオは一人1本とすること(予備のサオは除く)。
- 観光客が訪れる場所では、周りに充分注意すること。
- 牧草地や畑などに無断で駐車しないこと。民有地に駐車する際には必ず所有者の了解をとること。
- ゴミは持ち帰ること。
なお、札内川の詳しい遊漁ルールについては、リンク欄にある「北海道内水面漁業調整規則」を参照してください。
リンク

札内川の釣りをさらに詳しく
中札内村を拠点とするフィッシングガイドのウェブサイトはこちら。